日本人は、英語が苦手。私もそうです。
しかし、実は、そんなに捨てたものでもないのです。
そんな思いがあるので、ちょこっと書かせていただきます。
なお、ある程度英語ができる人には役立ちません。ごく普通の大学生レベルの人が対象です。
※まだまだ、書きたいことはいっぱいあって、未完成なのですが、とりあえず,ここまで載せておきます。
- 文法
- 基本的に、日本の学校教育を受けたならば、少なくとも日常生活に
困るほど文法を知らないってことは無いと思って間違いないです。
- リスニング
- これは厄介。でも、慣れの問題です。勉強のコツがあります。
(リスニングのコツではありません。)
私も大の苦手だったのですが、かなり改善されました。
それは、「真剣に聞く」状況を作ることです。聞き流していては上達は遅い。
留学した人、特に現地の恋人を作った人の英語の聞き取り能力があがるのは、
その「真剣さ」のレベルが段違いだからです。
最もいいのはディクテーション。毎日5分程度の英語でいいから本場の英語を
「書きとる」。冠詞まで聞く。これは効きます。2ヵ月で見違えます。
リスニングの試験をうけるのも良い手です。TOEIC,TOEFL,英検の過去問でも
やればかなり違います。「試験」とするだけで真剣味も違って来るものです。
- リーディング
- これは何とかできる、と思っている日本人は多いのですが、そんなことは
ありません。もっと多読する必要があります。
そのためにはどうすればよいか?
簡単なものでよいので一冊洋書を読みましょう。
有名なシドニィ・シェルダンなどはかなりやさしいです。
(SF好きでもアシモフなどは絶対に止めましょう。)
一冊読めば自信もつきますし、洋書が恐るるに足らないことが分かるでしょう。
(本当は、恐れるべきなのですが、その「壁」につきあたるのは、もう少し
リーディングが分かってからです。)
英字新聞などもいいのですが、本は「一度読んだことをずっと覚えていないと話が
分からなくなる」という点が良いのです。
- スピーキング
- 実は、これがもっとも簡単です。日本人は本当は皆話せるからです。
日本人は、文法は知っている、単語も知っている、
発音もlとrの「区別」が苦手なくらいで基本的に全ての音
を出せる、という具合で、条件は全て揃っているのです。
NOVAなどにいったくらいで皆さん英語が話せるようになるのが良い証拠です。
もちろん、本当に流暢に話せるようになるのは大変ですが、ある程度は
大丈夫です。
文章は基本的にIではじまる、等のいくつかのパターンを覚えれば良いのです。
要は慣れの問題です。
では、慣れるのにはどうすればいいか?実はNOVAに行くのも手です。(この時は
時間中ずっと自分が喋るくらいの気持とネタを持って参加するように。)
また、暇な時に頭の中で誰かに英語で話し続けるという方法もあります。
ただし、つねに文法は正しく喋りましょう。
日本人の感覚で省略した文章はまず誤解されます。
- 発音
- 大丈夫。あなたの発音で十分です。下手にネイティブっぽく
舌を丸めて喋るより、そのままカタカナで行きましょう。
自分で聞き取れる英語以上の発音はできません。
- 単語
- 単語なんて、どうでもいいじゃないですか。
多く読めばそのうちなんとかなりますって。
分からない単語を飛ばして読むのは日本人の苦手とするところです。
しかし、分からない単語を飛ばして読むのはメリットがあります。
まず、たくさん読めます。
それから、分からない単語を推定するには前後を良く理解する必要があるので、
かなり真剣に読むことになります。これがいいんです。
- 辞書
- とはいうものの、やはり辞書を引くことは必要です。
10回くらい遭遇した単語はひくに値します。
辞書は何でもいいと思います。
日本の多くの英和・和英辞書は、基本的に、同じ流れを汲んでいますので
どれをとってもそんなにかわりません。(例文だって似てるでしょ?)
まあ、敢えていえば、単語の意味を「頻度順」に並べ、
全ての名詞に可算か不可算かを記した研究社英和中辞典何かは無難でしょう。
ただ、できれば、英英辞典は持った方が良いと思います。
学習者用英英辞典のベストセラーといえば、基本2000語で書いたLONGMANの辞書
ですが、大学生くらいならOXFORD Advanced Learners Dictionaryのほうが
絶対に良いです。LONGMANは単語の制限がきつくて説明が冗長で読んでいて
つまらない。OXFORDのほうは3500語という適度な単語レベルで書いてあるので
表現も多彩で面白いし役に立ちます。(辞書の表現がそのままムリ無く日常会話
で使えるレベルです。)
- TIMEかNewsweekか
- 良く聞く話ですが、どちらも読まなくていいと思いますよ。
むずかしいですから。
あえて読むなら、Newsweekでしょう。
TIMEは洒落た表現が多いし、単語もかなり高度です。(日常会話で使う
単語のレベルの10倍くらいです。)
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