アジア開発銀行インターン(2008.07-12,2008年度修士1年・橋本雄大)

私は2008年7月から12月まで、自分の視野を広げるために、フィリピンのADB本部でのインターンシッププログラムに参加しました。このインターンでは、自ら選んだテーマに沿って約半年間研究を行い、その結果をプレゼンとして発表、レポートにまとめて提出するというものでした。私が選んだテーマは上水供給改善プロジェクトにおけるソーシャルコミニケーションの分析です。


水は人にとって必要不可欠な物質です。しかし、多くの人々が安全な飲み水さえ手に入れられずにいます。そのため、WBやADBなどが中心となり、世界中で水問題解決のためのプロジェクトが数多く実施されています。しかし残念なことに、現地の人々にプロジェクトの必要性・重要性が理解してもらえず、失敗に終わるプロジェクトも少なくありません。そこで、今回のインターンでは、合意形成のための活動に着目し、インドで実施されたプロジェクトを例に、上水供給改善プロジェクトにおけるソーシャルコミニケーションの分析を行うことにしました。

しかし、インターン開始直後は、知識不足や論理性の欠如から、途上国開発のプロの方々に、自分の意見を伝えきれず、十分な理解を得られませんでした。しかし、何事も自分を成長させるチャンスであるという考えを支えに、まずは関連文書を地道に読み、プロの方々と意見交換をし、知識の蓄積を図りました。さらに、自らプロジェクト関係者に連絡を取り、インドでの現地調査を計画・実施しました。その結果、最終的には自分の考えを理解してもらうことが出来、大きな充実感と論理的な思考力を高めるよい経験を得ることが出来ました。また、途上国開発のプロの方々との意見交換によって、彼らの高い志や仕事に対する誇りを直接感じることが出来たことも大きな財産となりました。

さらに研究だけでなく、世界各国から集まったインターン生やフィリピンの現地スタッフとの交流も、様々な文化を知り知見を広める上で、よい刺激となりました。

今回ADBインターンに参加したことで得られた経験は、非常に大きかったと感じています。今後は、この経験を最大限に活かせるよう、自分なりの社会貢献の方法を考えていきたいと思います。

橋本雄大