村上太一(2017年度卒業 2018年4月修士課程入学)

国際プロジェクト研究室を選んだ理由

 私がこの研究室を選んだのは、「社会に貢献できるような研究をしたい」「世界で活躍できる人材になりたい」という壮大な願望を、この研究室なら両方叶えられると考えたからです。この研究室に所属して3年近くになりますが、研究室を選んだ当時の直感は間違っていなかったと感じています。国際プロジェクト研究室の先生方は、「国際的に活躍できる人材の育成」の理念のもと学生の指導に取り組んでくださり、単なる学位取得にとどまらない、将来に向けて成長する機会がここでは得られます。

研究室生活について

当研究室のメンバーは活動的な人が多く、いつも誰かしらが国内外での研究調査や課外活動に従事するために席を空けています。私自身も、卒論や修論のためのインドにおけるインタビュー調査やアジア開発銀行・マニラ本店での長期インターンシップに参加する機会をいただきました。研究室の先生方は学生の自主性を尊重してくださり、こうした活動への参加を積極的に支援してくださいます。

また、研究室の学生間の仲もよく、時には談笑し、時にはお互いの研究について議論を交わしながら日々を過ごしています。研究室を卒業された先輩方との距離も近く、ビジネスや途上国支援などの様々な分野で活躍されている先輩方から、お仕事のお話などを折に触れて伺っています。

後輩へのメッセージ

国際プロジェクト研究室では、研究内容を先生から押し付けられることは一切なく、研究を自らの手で一から構築することが求められます。すなわち、どのような問題を解決すべきか・立脚すべき分野や手法は何か・得られる結果はどのように活用されるのか、といった問いに対し、自分自身の言葉で答えられるようになる必要があります。このような活動は基本的に泥臭く、時として大変に感じることもありますが、それゆえに面白い研究に一歩近づけた時の喜びもひとしおです。幸いにして、研究に行き詰まった際には、先生方や先輩方からいつでも助言をいただける環境がこの研究室にはあります。研究の面白さを体感してみたいという人にはうってつけの空間だと思います。