佐川正憲(2022年度卒業2023年度 修士課程入学)

国際プロジェクト研究室を選んだ理由
本研究室を選択した理由は、インフラの観点から発展途上国の成長に貢献したいという思いがあったためです。大学入学前から漠然とそのような考えを抱いていましたが、駒場時代に受講した加藤浩徳教授の講義を聞き、「自分がやりたいことはこの研究室で実現できる」と確信しました。さらに、本研究室が実社会で生じている問題の解決に重点をおいている点にも惹かれました。このような問題解決志向のマインドセットは社会に出た後も重要となり、それを学生のうちからトレーニングできる環境は非常に魅力的に感じました。

研究室生活について
本研究室の特長はいくつもありますが、ここではその中から2つをご紹介します。一つ目は自由であることです。他の研究室ではありがちなコアタイムというものが存在しないため、自分の好きな時間に、好きな場所で研究に取り組むことができます。学部時代部活のために駒場を拠点としていた私は、しばしば駒場の空き教室や図書館で研究をしていました。また、研究テーマの選定も自由です。先生方は学生の意思を尊重してくださるため、興味のある分野の研究に取り組むことができます。

二つ目は留学生が多いということです。国籍は多岐に渡り、日常やイベント等を通して異文化交流が盛んです。彼らとのコミュニケーションやミーティングを通して、英語力の向上も実感できます。実際、私はこの研究室に入るまで、英語のリスニングとスピーキングに苦手意識を持っていましたが、この環境のおかげで積極的に英語を使うようになり克服することができました。

後輩へのメッセージ
国際プロジェクト研究室では、自ら問題を特定し誰の何のために研究を行うのかを深く考えることを大切にしています。そのため、分析自体より分析に至る背景を構築するのに多くの時間を費やすことになるでしょう。時にはいいアイデアが浮かばず頭を悩ますことがあるかもしれませんが、貴重な経験だと思って脳に汗をかきましょう。研究室には個性豊かな学生が多く在籍しており、互いに刺激し合いながら成長できる環境が整っています。充実した学生生活を送りたい方は、ぜひ国際プロジェクト研究室で新たな一歩を踏み出してみませんか。