研究グループ紹介

リスクマネジメント研究グループ

安全問題に対するパブッリクリスクマネジメント概念の構築

目的
現代社会において我々に関わるリスクは政治・経済問題のみならず、地球環境問題、医療問題、食品安全、大規模事故やテロ、自然災害、情報基盤ならびに社会基盤セキュリティー問題など、多種多様な形態で存在する。これらに対してリスクマネジメントは政府、自治体、民間企業、市民、NPOその他の主体が複雑に絡み合いながら行われるため、社会全体の安全ならびに安心を向上させるという問題は極めて複雑な構造を有している。本グループでは、社会全体のリスクマネジメント、いわば、「パブリックリスクマネジメント」の確立に向けて社会全体の公平性や効率の確保を俯瞰的に考慮した上で、それぞれの主体の行動の相互作用を明らかにし、安全性に係わる各種社会問題を解決するに当たって適切なリスクマネジメント概念の構築を目指す。

 

メンバー構成
氏名
所属・職位
専門分野
参加形態
担当分野
多々納 裕一 京都大学 防災研究所総合防災研究部門防災社会構造研究分野・教授 リスクマネジメント 非常勤 パブリックリスクマネジメント概念の構築
大林 厚臣 慶応義塾大学経営管理研究科・助教授 経営学 非常勤 企業行動の分析/評価
片田 敏孝 群馬大学工学部建設工学科・助教授 災害社会工学 非常勤 市民とNPOの行動の分析/評価
湊 隆幸 東京大学新領域創成科学研究科・助教授 リスクマネジメント 非常勤 ファイナンスとインセンティブ
中谷 洋明 気象庁予報部予報課・防災係長 リスクコミュニケーション 非常勤 自治体行動の分析/評価

 

 

研究成果・中間評価
◆ リスクマネジメント研究グループ15年度中間評価資料 [PDFファイル 46kb]
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▲ 準備中
形態
研究成果名
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論文発表
多々納裕一, 災害リスクの特徴とそのマネジメント戦略, 社会技術論文集, 2003年10月
論文発表 阿部雅人, 庄司学, 社会計測制御システムの構築に向けた法・規制体系の位置づけ, 第4回 SICE システムインテグレーション部門(SI部門) 講演会, 2003年12月
論文発表 土屋哲, 多々納裕一, 岡田憲夫, 空間応一般均衡アプローチによる東海地震の警戒宣言時の交通規制に伴う経済損失の評価, 地域安全学会論文集, No.5(印刷中), 2003年11月
論文発表 グエン・フク・ディン, 多々納裕一, 岡田憲夫, 存続可能性を制約条件とした自然災害保険システムの設計方法に関する研究, 土木計画学研究・論文集, Vol.20, no.2, 323-330, 2003年9月
会議(国際・国内) Hirokazu TATANO, Yasuaki SHOJI and Norio OKADA, A Muti-Regional General Equilibrium Analysis Taking Account of Disaster Risk, IEEE International Conference, 1773-1778, 2001
学会発表 Masato ABE, Public regulatory policy and private business strategies to reduce risk under conditions of uncertainties, Alliance for Global Sustainability 2003年次総会, March, 2003

 

 

グループのWebサイト http://www.kz.tsukuba.ac.jp/~risk/